佐賀市に住んでいる吉田西緡君は例年独立 展で興味ある作風を展開し、すでに独立質なども受けている。こんどまた銀座の文春画廊で個展をひらくことになったが、前回よりも画体にふくらみを加え、自信を増したかにみえる。現代風の表現のうちに一種純朴なのどかさを含むところが同君の面目であろう。 大方の御鞭撻を期待したい。 昭利44年5月 河北倫明 吉田西緡画歴 1923年 1943年 佐賀市にて生まる 旧帝国美術学校在学中学徒 出陣 1951年 1954年 1957年 1960年 1962年 1964年 独立初出品 佐賀県展知事賞 西日本美術展文部大臣賞 独立美術協会会友 第5回現代日本美術展入選 第6回現代日本美術展コン クール候補賞 第3回独立選抜展出品 第32回独立展奨励賞受賞 1965年第8回国際美術展招待出品 第33回独立展奨励賞受賞 第4回独立選抜展出品 1966年 第7回現代日本美術展入選 第5回独立選抜展出品 1967年 1968年 1968年 第6回独立選拔展出品 第7回独立選抜展出品 5月文芸春秋画廊にて個展 第36回独立展独立賞受賞 1969年 5月文芸春秋画廊個展 任 所 トリェ TEL 佐賀県佐賀市東神野中